家庭教育通信

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最終更新日:2012年03月19日 17時21分

豊かな子育てのために

 初めての子育ては、ハラハラ、ドキドキの連続です。幼児から中学生の子をもつ保護者の皆様へ、こどもの成長・発達やこどもと暮らすなかでのヒントなどをお伝えします。
 奇数月の区報の11日号にシリーズで掲載しています。


家庭教育通信(24) 新しい環境へ「ありがとう」

 3月。それは巣立ちの時であり、別れと出会いの季節です。
中学校3年間の授業日数は、約600日。この間に、彼らは友達や先生、学校行事や部活動を通して、何ものにも代え難いすばらしい経験を積みました。本人も親も気づかないうちに、心も身体も大きく成長したのです。

 卒業前の学校で…
 受験までひとつき余りになったこの時期、受験生は何につけてもいらだちを隠し切れません。模擬試験のミスや学校での不満、家庭ではテレビの音量や食事などにも文句を言い出す始末です。そして、自分の明らかな過ちを指摘されたとき、出てくる言葉は「どうせ…」。自分の現状を否定する言葉です。
この「どうせ…」の後ろには、「自分の気持ちや苦しさなどは誰も分かってくれない」とか、「受験の結果などどうなってもいい」などの投げやりなひと言が続くのです。

 ストレスの塊
 クラスの友達の進路が、日を追うごとに決まっていくのがこの時期です。誰かから報告があるたびに、教室には歓喜と激励の輪が広がり、仲間のきずなが強まります。
その反面、ねたみやしっとなどの複雑な感情も錯そうします。自分と友達との進路決定の違いは、微妙なわだかまりを生むことがあります。
 しかし、「卒業」はそんなわだかまりも溶かしてくれます。3年間培ってきた友情は、卒業を契機にして更に固く結ばれていくのです。これまでの意見の食い違いなどは、別れを思う悲しさの前で自然に氷解していき、「仲良くしてくれてありがとう」「いつまでも友達だよ」の気持ちが芽生えていくのです。

 卒業前の家庭で…
 進路が決定するまでの間は、こどもたちばかりでなく親も不安な感情でいっぱいです。
 希望した進路を手に入れたこどもは家族にこの上ない幸福感をもたらします。反対に不本意な結果となったこどもは、行き場のない気持ちを家族にぶつけることがあります。
そんなとき、家族は、その怒りやくやしさや申し訳なさを受け止め、次の一歩を踏み出せる元気がでるよう支えていきましょう。
 新しい生活への移行準備期間となるこの時期、どの家庭でも次のようなことが大切になってきます。
 ★いっしょにごはんを食べる
 ★友達と比べない
 ★入学する学校の情報を入手し、準備を進める

 卒業前の家庭で
 そして卒業式です。友達や先生との別れの日です。こどもたちの脳裏には3年間の思い出が次々と浮かんできていることでしょう。保育園や幼稚園の時代から一緒に育った友達との温かな関係から離れ、春からは新たな人びとの間で歩みを進めていくのです。
 中学校3年間への「ありがとう」の言葉とともに。


[問]江東区教育委員会事務局庶務課社会教育担当  ℡(3647)9676


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